20-4.チェーンに作用する張力の計算式
(応用例)

20-4.チェーンに作用する張力の計算式
(応用例)
記号説明及び単位
チェーンに作用する静的張力[kgf] T1=M*L1*f1 [kgf]
T1=


T2=T1*Kc1 [kgf]
T2=


T3=M*(L2*f1-H)+T2 [kgf]
T3=


T4=T3*Kc2 [kgf]
T3<0 のときはT4=0
T4=


T5=M*L3*f1 [kgf]
T5=


T6=1.1*T5 [kgf]
T6=


T7=M*W*f*L4+T6 [kgf]
T7=


T8=T7*Kc3 [kgf]
T8=


T9=W*(L5*f+H)+M*(L5*f1+H)+T8 [kgf]
T9=


T10=T9*Kc4 [kgf]
T10=


TMAX=M*L6*f1+W*f*L6+T10 [kgf]
TMAX=

TMAX:チェーンに作用する静的最大張力 [kgf]
M:可動搬送部の重量(チェーン*条数、バケット、エプロンなどの重量) [kgf/m]
L1:スプロケット中心距離1(水平方向)[m]
f1:チェーンとガイドレールとの摩擦係数
Kc1:コーナ係数1
L2:スプロケット中心距離2(水平方向) [m]
H:スプロケット中心距離(垂直方向) [m]
Kc2:コーナ係数2
L3:スプロケット中心距離3(水平方向) [m]
W:搬送物の単位長さ当りの重量 [kgf/m]
f:搬送物に対する摩擦係数
(アキュームしない時、f=f1 チェーンとガイドレールとの摩擦 係数
アキュームするとき、搬送物と底板、側板との滑り摩擦係数)

L4:スプロケット中心距離4(水平方向)[m]
Kc3:コーナ係数3
L5:スプロケット中心距離5(水平方向)[m]
Kc4:コーナ係数4
L6:スプロケット中心距離6(水平方向)[m]
駆動モータの所要動力の計算 kW=TMAX*V*α/(102*60*η)
kW=
TMAX:チェーンに作用する静的最大張力[kgf]
V:搬送速度(チェーン速度)[m/min]
α:モータ安全率
η:駆動部の機械伝動効率
駆動モータの減速比の計算
K=Z1*P*Z2/Z3*R/V/1000
K=
(K:モータの減速比)
V:搬送速度(チェーン速度) [m/min]
Z1:コンベヤチェーンスプロケットの歯数
Z2:駆動軸スプロケットの歯数
Z3:モータ軸スプロケットの歯数
R:モータの同期回転数
  60Hz:1800 RPM
  50Hz:1500 RPM

P:チェーンピッチ[mm]

チェーン張力及びモータ動力計算説明図


モータの減速比計算説明図