2-16.物質の引火点

可燃性物質 (主として液体) を一定昇温で加熱し、これに火炎を近づけた時、瞬間的に引火するのに必要な濃度の蒸気を発生する 最低温度を引火点 tf l という。
物  質 tf l / ℃   物  質 tf l / ℃
ジェチルエーテル -45 キシレン 27
ガソリン -43以下 灯油 40〜60
石油ベンジン -40以下 軽油 50〜70
二硫化炭素 -30 重油 60〜100
アセトン -20 アニリン 70
ベンゼン -11 ナフタレン 79
シンナー類 -9 ニトロベンゼン 88
トルエン 4 機械油 106〜270
メチルアルコール 11 ごま油 289〜304*
エチルアルコール 13 菜種油 313〜320*
* : 日本油脂検査協会、平成4年格付結果報告書(1993)。
引用文献:「理科年表」 (国立天文台編 平成12年版) 物理/化学 熱と温度 物57(481) 物質の引火点より引用。