2-17.物質の発火点

物質を空気中で加熱する時、火源がなくとも発火する最低温度を発火点 t i g という。 つぎに示す値は試料の形状、測定法によって大きく異なる。
物  質 t i g / ℃   物  質 t i g / ℃
水素
メタン
プロパン
エチレン
アセチレン
一酸化炭素
硫化水素
500
537
432
450
305
609
260
ポリプロピレン
ポリスチレン
メラミン
テフロン
201 *
282 *
380 *
492 *
二硫化炭素
ディーゼル燃料油
コンプ レッサー油 (鉱油)
アセトン
ベンゼン
アニリン
90
225
250〜280 *
469
498
615
古タイヤ
木材
新聞紙
木炭
泥炭
150〜200 *
250〜260 *
291
250〜300
225〜280
黄リン
赤リン
硫黄
ナフタレン
30
260
232
526
ココア
コーヒー
デンプン (コーン)
180 *
398 *
381 *
* 駒宮、森崎、若倉、化学物質の危険性予測データ、施策研究センター (1984)。
引用文献:「理科年表」 (国立天文台編 平成12年版) 物理/化学 熱と温度 物57(481) 物質の発火点より引用。